EA開発をしていると、パラメータの設定の仕方によく悩むことがある。
たとえば、利益確定値の選定の仕方。
仕掛け値から+300PIPS行ったら利益確定、
仕掛け値から-140PIPS行ったら損失確定、
仕掛け値から+150PIPS行ったらトレーリングストップでストップラインの値上げ。
などなど。
こういった値については、出来るだけ固定値を使わないように注意したい。
損益確定の値に、固定値を使うと、
小さなボラティリティの相場の中では、利益に届かないトレードが出たり、損失につながらないトレードが出る。
そうなると、もはやトレードの優位性を保持する期間を超越してポジションを持ってしまう。
大きなボラティリティの相場の中では、利益、損失ともに一瞬で到達する可能性があるトレードが出る。
そうなると、もはやトレードの優位性を保持しえないまま、2分の1に近い確率の勝負をすることになる。
こういう問いには、
固定値という「点」より
変動値という「面」を推したい。
具体的な処方としては、
指標
ATR の利用だ。
良いシステムは、ボラティリティを考慮している。
→
参考
利益確定値=仕掛け値+ATR*係数
損失確定値=仕掛け値-ATR*係数
トレーリングストップ=仕掛け値+ATR*係数
といった具合。
ただ、これにはまた上位の問題がある。
ATRの移動平均の期間である。
残念ながら答えは持ち合わせていない。
しかし手はある。
ATRの期間を1~常識的な値まで最適化する。
最適化結果の中で、比較的優位な値の集団が「面」として見えるはず。
それを利用する。
総当たり方式だが、間違いはおきづらい。
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